WordPressの初期設定とAWS SESによるメールサーバー設定

wordpress_configuration AWS

WordPressの設定と、メールサーバの設定について記述をしたいと思います。
この前には、次BlogでAWSで上でのlightsailの構築手順を掲載しております。

対象読者
  • WordPressの初期設定方法がわからない
  • AWSでWordPressを立ちあげたけど、メールが送信できない

WordPressの設定の後に、Amazon SESを使ったSMTP設定を紹介します。

WordPress設定

初期構築完了後、デフォルトのuserアカウントで、WordPressにログインできている状態とします。

日本語設定

まずは日本語の設定を行います。
SettingsGeneralSite Language で「日本語」を選択し、Save Changeを選択します。

WordPress日本語設定

タイムゾーン設定

デフォルトではUTC時間になっているので、日本時間に変更します。
設定一般タイムゾーンで「UTC+9」を選択し、変更を保存を選択します。

タイムゾーン設定

パーマリンク設定

記事への直接リンクの設定を変更します。
設定パーマリンク設定カスタム構造を選択し、「%post_id%」や「%post_name%」などお好みで選択します。

パーマリンク設定

cocoonテーマのインストール

無料で使えるcocooonテーマをインストールします。

  1. Cocoonのサイトより親テーマと子テーマをダウンロードします
Cocoonのダウンロード
  1. 外観テーマテーマのアップロードを選択します
テーマのアップロード
  1. ダウンロードした親テーマと子テーマをそれぞれアップロードします。
WordPress初期設定 - 日本語設定 ... を表示しています
テーマのアップロード

Amazon SESの設定

AWS環境の場合、SMTPサーバはAmazon SESというサービスを使うことができます。設定内容は少々大変ですが、このサイトに具体的な手順が記載しております。

SMTP 認証情報を作成

Amazon SESのメールサーバでは、メールを送信する際に、認証情報が必要になります。
認証情報は次の手順で作成が可能です。

  1. 左側のメニューからSMTP Settingsを選択します
  2. Server Nameを確認します(東京リージョンなら email-smtp.ap-northeast-1.amazonaws.com )
  3. Create My SMTP Credentialsを選択します
  4. デフォルトのIAM User Nameのまま作成を選択します
  5. 「ユーザーが正常に作成されました」と表示されるので、認証情報のダウンロードを選択します
  6. ダウンロードしたファイルを開き。Smtp Username Smtp Passwordの情報を確認します(WP Mail SMTP プラグインの設定で使います)
SMTP Credential

送信ドメインの検証

送信ドメインの認証を行います。この設定で、存在しないメールアカウントからの送信ができるようになります。

WordPressの送信メールアドレスは、デフォルトで wordpress@ドメイン名となっていますので、これを使うためにの設定です。

  1. 左側のメニューからDomainsを選択します
  2. Verify a New Domainを選択します
  3. Domain: にブログのドメインを入力し、Verify a New Domain にチェックを入れ、Verify this Domainボタンを選択します
  4. ドメインの DNS ゾーンに追加する必要がある DNS レコードが表示されます。テキスト (TXT) レコード、メールエクスチェンジャ (MX) レコード、3 つの正規名 (CNAME) レコードがあります。
Amazon SES コンソールのドメイン検証レコード。

これらを使ってlightsailのDNS設定を行います。

  1. lightsailのネットワーキングを選択し、DNSゾーンを選択します
  2. レコードの追加を選択します
  3. TXTのレコードを選択し、サブドメインにTXT Nameのドメインを除いた部分をコピペし、以下で応答しますにTXT Valueをコピペし、チェックマークを選択します
  4. レコードの追加を選択します
  5. CNAMEのレコードを選択し、サブドメインにDKIM Nameのドメインを除いた部分をコピペし、マップ先に DKIM Valueの値をコピペします
  6. 4-5を他2つ分にも繰り返します
  7. レコードの追加を選択します
  8. MXのレコードを選択し、サブドメインに「@」アットマークを入力し、マップ先にEmail Recieving RecordesのValueを値をコピペします
Domain認証用DNS設定

受信メールアドレスの検証

WordPressから受け取るメールアドレスの設定を行います。

  1. 左側のメニューから、Email Addressesを選択します
  2. Verify a New Email Addressを選択します
  3. Email Addressesを入力し、Verify a New Email Addressを選択します
  4. 受信したメールのhttps://email-verification.ap-northeast-1.amazonaws.comから始まるリンクを選択します
確認メール
  1. Verification Statusverifiedになっていることを確認します。
受信メールアドレスの認証

WP Mail SMTP プラグインの設定

WP Mail SMTPプラグインで、メール送信設定をします。

  1. WordPress左側メニューから、プラグイン を選択し、続いて インストール済みのプラグインを選択します
  2. WP Mail SMTP有効化を選択します
  3. WP Mail SMTP設定 を選択します
  4. 送信元メールアドレス に、送信元のメールアドレス(wordpress@ドメイン名)を入力します
  5. このメールを強制使用 を選択します
  6. フォーム名テキストボックスに、ブログの名前をそのまま使用します。
  7. この名前を強制使用 を選択します
WP Mail SMTP プラグインの設定1
  1. メーラーセクションで、その他のSMTPを選択します
  2. SMTP ホストにAmazon SESのServer Nameを入力します(東京リージョンなら email-smtp.ap-northeast-1.amazonaws.com )
  3. 暗号化セクションで TLS を選択します
  4. SMTP ポートにデフォルトの値 「587」 のままにしておきます
  5. 認証トグルを 「ON」 に切り替え、 Amazon SES コンソールからこのガイドで前に取得した SMTP ユーザー名とパスワードを入力します。
WP Mail SMTP プラグインの設定2
  1. 設定を保存する を選択します

メール送信テスト

次にメール送信テストを行います。

  1. WP Mail SMTP設定 を選択します
  2. メールテストタブを選択します
  3. 送信先 テキストボックスに 受信検証したアドレスを入力し、メールを送信 を選択します
  4. メールの受信を確認します
受信確認メール

管理者メールアドレスの設定

管理者メールアドレスを設定します。設定にはメール送信によるアドレスの確認が必要になるので、WP Mail SMTP プラグインの設定のあとに設定します。

  1. 設定一般管理者メールアドレスの設定します。
  2. 変更を保存を選択します。
管理者メールアドレス設定
  1. メール受信を確認し、確認用のリンクを選択します
管理者メール確認

まとめ

WordPress設定とAmazon SESを使った、SMTPサーバーの設定について記載しました。

Amazon SESの設定についてはだいぶ苦戦しましたが、AWSで運営するには必須の設定です。是非ともメール送信が確認できるようになりましょう!

とつ

某SIer企業勤務。サーバーインフラ系でキャリアを伸ばしつつ、2020年からAWS運用にシフト。
老け顔から、「とっつあん」とあだ名で呼ばれ、それが「とつ」といつしか略されるようになったのがハンドルネームの由来。
「リベラルアーツ大学」をきっかけに、稼ぐ力を養いたいとBlogサイト運営を開始。Blogの成長とともにAWSのスキルアップももくろむ。
家族は妻と4歳長男と0歳次男。
次男の産後クライシスを乗り越えるための妻への対策と予防を模索する。

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