Claude Cowork とは?使い方・機能・料金を徹底解説【2026年】

ブログのアイキャッチ画像: オフィスのデスクに置かれたノートPCの画面に、シンプルなチャット型のAIアシスタントのUIが表示されている。画面の横には複数のドキュメントファイルのアイコンが浮かんでおり、 生成AI

Claude Cowork という言葉を最近よく耳にしませんか。2026年1月にAnthropicが公開したこの機能は、非エンジニアでも使える自律型AIエージェントとして大きな注目を集めています。「AIに仕事を丸投げできる」と話題になり、筆者もSNSで見かけてすぐに試してみました。この記事では、Claude Coworkの基本的な仕組みから、2026年2月に追加されたエンタープライズ向けプラグインまで、最新情報を徹底解説します。関連情報として生成AIカテゴリの記事一覧もあわせてご覧ください。

Claude Cowork とは何か――概要と登場の背景

Claude Coworkは、Anthropicが2026年1月にリサーチプレビューとして公開した、自律型AIエージェント機能です。一言で表すなら「AIが代わりに手を動かしてくれる同僚」です。

従来のチャット型AIは「質問をして回答をもらう」という一問一答の形式でした。一方でClaude Coworkは、複数ステップにわたる複雑なタスクを自律的に実行します。つまり、「この資料をまとめて報告書を作って」と一度指示するだけで、AIが最後まで作業を完遂してくれます。

特に重要なのは、コーディングの知識が不要な点です。そのため、エンジニアだけでなく、営業・人事・企画担当者など、あらゆるオフィスワーカーが活用できます。

Claude CodeとCoworkの関係

Claude Coworkを理解するうえで、Claude Codeとの関係を整理しておきましょう。Claude CodeはAnthropicが2025年に公開した、コーディング特化型のAIエージェントです。エンジニア向けに設計されており、ターミナルで操作します。

これに対して、Claude CoworkはClaude Codeのエージェント機能をデスクトップアプリに移植したものです。より広い層が使えるよう設計されており、技術的なアーキテクチャはほぼ共通しています。つまり、同じ高い自律性でタスクを処理できます。

さらに、Coworkの中には「Claude Codeモード」も用意されています。このモードでは、Skill機能の作成やサブエージェントの定義も可能です。エンジニアにとっても魅力的な機能を備えています。

利用できるプランと動作環境(2026年2月現在)

Claude Coworkは、以下のプランで利用できます(※2026年2月現在)。

  • Pro プラン:月額約20ドル(2026年1月より開放)
  • Max プラン:月額100〜200ドル(大量利用向け)
  • Team / Enterprise プラン:法人向け(要問い合わせ)

動作環境は macOS と Windows(x64のみ)のClaude Desktopアプリが必要です。なお、Windows arm64は現時点では非対応です。また、作業中はClaudeアプリを開いたままにしておく必要があります。

Claude Cowork デスクトップアプリでタスクを指示する流れ
Claude Coworkはデスクトップアプリからチャット感覚でタスクを依頼できる

Claude Cowork の主な機能と使い方

Claude Coworkにはさまざまな機能があります。ここでは特に重要な3つの機能を紹介します。

ローカルファイルの読み書きと自律的なタスク処理

最大の特徴は、ローカルファイルへの直接アクセスです。フォルダを指定してアクセス権限を付与するだけで、AIが実際にファイルを読み書きします。

具体的には、以下のようなタスクを一度の指示で完結させられます。

  • 「ダウンロードフォルダを種類別に自動整理して」
  • 「この会議メモから議事録を作成して」
  • 「複数のExcelファイルを集計してグラフ付きのレポートを作って」
  • 「この画像の表をデータ化してCSVに保存して」

また、画像やスクリーンショットをドラッグ&ドロップで渡すことも可能です。そのため、テキスト以外の情報も自然な形で指示に活かせます。

複雑なタスクの自動分解と並列処理

Claude Coworkが従来のAIと大きく異なるのは、タスクの自動分解能力です。複雑な依頼を受け取ると、小さなサブタスクに分解し、並列で処理を進めます。

例えば「競合他社を10社調査して比較レポートを作って」と指示すると、各社の調査・情報整理・レポート作成を自律的に進めてくれます。処理中はユーザーに経過を報告しながら作業が進むため、安心して任せられます。

加えて、サブエージェント機能も搭載されています。Coworkは必要に応じて自動でサブエージェントを活用し、ファクトチェックや情報の検証まで行います。

Skill機能とサブエージェント定義(Claude Codeモード)

Claude Codeモードを使うと、さらに高度な自動化が実現できます。具体的には、繰り返し利用するタスクを「スキル」として登録し、次回からワンクリックで呼び出せるようになります。

スキルの追加は、設定画面の「機能(Capabilities)」セクションからファイルをアップロードするだけです。また、用途に応じたサブエージェントを定義して、専門的なタスクを分担させることもできます。

筆者の場合、このモードを使ってWordPressへの自動投稿機能を構築しました。記事の内容を用意するだけで、投稿・カテゴリ設定・タグ付けまでを自動で処理するワークフローが実現できました。ファイル操作の精度の高さには、正直驚かされました。

Claude Cowork タスク分解と並列処理のフロー図
複雑な指示をサブタスクに分解し、並列で処理するClause Coworkの仕組み

2026年2月のアップデート――エンタープライズ向けプラグインの登場

2026年2月24日、AnthropicはClaude Coworkに大規模なアップデートを発表しました。これにより、「リサーチプレビュー」から本格的なエンタープライズ向けプロダクトへと進化しました。

追加されたコネクターと連携サービス

今回のアップデートで最も注目されるのは、主要なビジネスツールとの連携機能です。以下のサービスとのコネクターが正式に利用可能になりました。

  • Googleワークスペース:Gmail、Google Drive、Google Calendar
  • 文書・契約管理:DocuSign、LegalZoom
  • 金融データ:FactSet、MSCI、S&P Global、LSEG
  • マーケティング・CRM:Apollo、Clay、Outreach、Similarweb
  • コミュニケーション:Slack
  • CMS:WordPress

特にWordPressコネクターの追加は、ブロガーやメディア運営者にとって大きなメリットです。記事の自動生成から投稿まで、一連の作業をClaude Coworkに任せることが現実的な選択肢になりました。

業界別プラグインとプライベートマーケットプレイス

さらに、職種・業界に特化したプラグインテンプレートも提供されています。具体的には、以下の分野向けが用意されています。

  • 人事(HR):履歴書スクリーニング、オンボーディング管理
  • 投資銀行:財務モデリング、ディール分析
  • デザイン:クリエイティブアセット管理
  • エンジニアリング:コードレビュー、ドキュメント生成
  • オペレーション:業務フローの自動化

さらに、企業が社内向けにカスタムプラグインを配布できる「プライベートマーケットプレイス」機能も登場しました。組織固有のナレッジやワークフローをプラグインとして封じ込め、全社員が活用できる環境を構築できます。

エンタープライズ管理機能の強化

管理者向けの機能も大幅に強化されました。OpenTelemetryのサポートにより、使用量・コスト・ツールの動作状況をリアルタイムで追跡できます。その結果、組織全体でのコスト管理がより透明になりました。

加えて、ユーザーごとのプロビジョニングや自動インストール機能も追加されています。大規模な組織での導入・運用がスムーズになっています。

筆者がClaude Coworkを使ってみた体験談

筆者がClaude Coworkを試してみたきっかけは、SNSでの話題でした。「AIに仕事を任せた」という投稿が連日流れてきたため、実際に自分で確かめてみることにしました。

ファイル操作の精度に驚いた

最初に試したのは、ローカルフォルダの整理です。「この資料フォルダを日付・テーマ別に整理して」と指示したところ、数分以内にファイルが整然と並び直されていました。従来のAIとは明らかに異なる、実際に「手を動かしている」感覚がありました。

その後、Excel形式のデータ集計レポートの自動生成にも挑戦しました。指示から完成まで、ほぼノータッチで処理が完了しました。こうした体験を重ねるうちに、Claude Coworkの活用範囲はかなり広いと実感しています。

WordPressへの自動投稿機能を構築できた

特に成果を感じたのは、WordPressへの自動投稿ワークフローの構築です。Claude Codeモードのスキル機能を使いました。記事HTMLを用意するだけで、投稿・カテゴリ設定・タグ付けまで自動処理できる仕組みが完成しました。

Skill機能の作成やサブエージェントの定義は、プログラミングの知識がなくても感覚的に進められました。「このスキルを作るのが楽しい」という感覚は、これまでのAIツールではなかなか味わえないものでした。

その結果、毎週発生していたルーチン作業の大半を自動化できました。実際に時間的な余裕が生まれ、より創造的な作業に集中できるようになっています。関連情報としてWordPressカテゴリの記事一覧もあわせてご覧ください。

Claude Cowork を活用するうえでの注意点

Claude Coworkは非常に便利な一方で、いくつか注意点があります。導入前に把握しておきましょう。

セキュリティとアクセス権限の管理

ローカルファイルへのアクセスやWebブラウジングが可能なため、アクセス権限の設定が重要です。作業対象フォルダのみに権限を絞り、機密情報が含まれるフォルダには権限を与えないよう注意しましょう。

なお、AnthropicはリサーチプレビューのAIエージェント安全性について「まだ開発中」と明示しています。重要なデータを扱う場合は、AIの操作内容を逐次確認することを推奨します。

アプリを閉じると作業が中断される

長時間のタスクを実行している最中は、Claudeアプリを起動したままにする必要があります。アプリを閉じると、実行中のセッションが終了してしまいます。

そのため、長時間にわたる大規模なタスクは、PCを使用しない時間帯に開始するか、バッテリー切れに注意する必要があります。

利用量の上限と料金管理

各プランには利用量の上限があり、5時間のローリングウィンドウでリセットされる仕組みです。大量の処理を短時間に実行すると、上限に達してしまう場合があります。

特に長時間のタスクを複数並列で実行する場合は、Maxプランが現実的な選択肢です。なお、Maxプランは現在月払いのみで、年払いオプションはありません(2026年2月現在)。

IT技術全般の情報はIT技術カテゴリの記事一覧でも紹介しています。

あわせて読みたいおすすめ書籍

Claude Coworkのような生成AIエージェントを業務に活かしたい方に、実践的な知識が身につく書籍をご紹介します。

まとめ――Claude Coworkで業務自動化の第一歩を踏み出そう

この記事では、Claude Coworkの基本から最新のエンタープライズ機能まで解説しました。要点をまとめます。

  • Claude Coworkとは:Anthropicが2026年1月に公開した、非エンジニア向けの自律型AIエージェント機能
  • Claude Codeとの関係:Claude Codeのエージェント機能をデスクトップ向けに拡張したもの。Claude Codeモードも内包
  • 主な機能:ローカルファイルの読み書き、タスクの自動分解・並列処理、Skill機能とサブエージェント定義
  • 2026年2月のアップデート:Google Drive・Gmail・DocuSign・WordPressなど多数のプラグインが追加
  • 料金:Proプラン(月額約20ドル)から利用可能。大量利用はMaxプラン(月額100〜200ドル)
  • 注意点:セキュリティ設定、作業中はアプリを起動したまま、利用量上限の管理

Claude Coworkは、日々のルーチン作業を自動化する強力なパートナーになりえます。まずはProプランで小さなタスクから試してみることをおすすめします。使いこなすほど、業務効率化の可能性が広がっていきます。

とつ

某SIer企業勤務。
生成AI(ChatGPT、Claude、Gemini)に強い関心を抱き、業務に積極的に活用している。本アカウントでは、最新技術の実践例と活用法を発信する。
また、仕事以外では家事育児やヘルスケアにおいても、生成AIの可能性を模索し、日常生活での利活用に努める。

老け顔から「とっつあん」とあだ名で呼ばれ、それが「とつ」といつしか略されるようになったのがハンドルネームの由来。
「リベラルアーツ大学」をきっかけに、稼ぐ力を養いたいという思いからBlogサイトの運営を開始し、Blogの成長とともにAWSのスキルアップにも注力している。
家族は妻と7歳長男、3歳次男。

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